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ブドヴァ(budva, yugoslavia)

 

Budva, Yougoslavia. title=

イスタンブールを出て…。ブルガリア(Bulgaria)に入るという選択肢もあったが 列車でギリシャを通り抜けユーゴスラビア(Yugoslavia)に入る事を選択した。 ノスタルジックというか寂れた町の風景が続く。

アドリア海の雄、城壁の要塞都市

政情不安の続くアルバニア(Albania)を避けるように移動し、アドリア海に面するブドヴァ(budva) に到着した。

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観光的にはかなり成功しているようで多くの観光客がうごめく中、 僕らもブドヴァの街を見て回った。

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ここに着くまで知らなかったがすごくきれいな街だし、 歴史的にも重要な意味を持つ街だ。

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何度も何度もこの街を挟んで争いが起こり、その度に城壁が強固になり、その範囲を拡げていったようだ。

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高低差もある。この地形も要塞を築くには重要な要素なのだろう。

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1km四方といった街で、夕方までには一通り見て回れたのだが僕たちは とりあえずその夜をこの町で過ごすことにした。

実際のところ、この後どうするかまるでノープランだったのも事実だ。

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宿を取っている訳でもないのでとりあえずマーケットから食料とワインを買い出しし ビーチで一晩過ごすにした。

サーシャ(Sasha)という男

ブドヴァのバーでビリヤードをしていてサーシャというユーゴスラビア人男性と仲良くなった。 20台前半の(22歳だったかな…(汗))ブドヴァ出身者で結構なイケメンだが、 東洋から来たヒッピーの男女が珍しかったのかビリヤードが楽しかったのか、 とても親切にしてくれて、いろんなことを教えてくれた。

いつもの通り全く知識のないままユーゴスラビアに入ったので知らなかったが、 ここには「ツーリスト・プライス(旅行者料金)」と「ドメスティック・プライス(地元料金)」 があるようで、その差は3倍とのこと。
この話を聞いてから買い物はサーシャにお願いするようになった。

あと僕たちはビーチでゴザを敷いて寝ていたのだが、 「それは禁止されてる。警察に見つかったら捕まるかもしれない。」 というのも教えてもらった。

観光で成り立っている街なので、この辺はきちんと整備されているらしい。 その日の夜から僕たちは小舟の陰に隠れて寝るようになった。

実際ビーチをパトロールする警官の姿を何度か見かけ冷や冷やした事もあった。

サーシャは暇があると僕たちのところに来て熱心に日本の話や旅の話を聞いていた。

皮のブレスレット

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ブドヴァもなんだかんだ居心地がよく結構長い間滞在した。 まあ、野宿状態が滞在というのかどうかは別としてだが…

ある日、ビーチ近くの靴屋さんで捨てられている「色とりどりの皮」をみつけ、 店の人に「捨てるのならもらえないか?」と聞くと構わないという。

日中特に何をするでもなくビーチで過ごす。飽きたら街を散策するといった日々だったが、 暇つぶしにもらってきた皮を細い3本の紐にカットしてアンクレットやブレスレットを 作ってみたらこれが結構はまる。 長さを調整したり、縫い目を縫い目の内側に入れ隠してみたり、 皮をねじってみたりと試行錯誤を繰り返し、 色々なパターンのリングができた。

ビーチで数日そんな事に耽っていたら 観光客の白人女性が近づいてきて「何をしているのか?」と聞いてきた。

「あぁ…。ブレスレットをね…。編んでるんだけど…。」

本当に何気に答えただけだったが僕の作ったリングを買いたいという。 別に売るために作っている訳ではなかったので返事に困っていたら 日本円にして約1,000円出すという。これにはすぐに飛びついた。 まさか貰ってきた廃材の皮でこの物価の安いユーゴスラビアで 1,000円も貰えるなんて…。さすが観光客。

写真も撮らせてほしいという。おそらく生身の東洋人はあまり見た事がないのだろう。 もちろんそんなもん何枚でも取ってもらって結構だ。

このチープな商売は飽きるまで少しの間続いた。

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サーシャとの絡みも、 ビーチでの雑魚寝も、 リング作りも、 この箱庭みたいな小さな町も なかなか快適で楽しかったが、 さすがにそろそろ次の町に進む頃だろう…。

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ブドヴァ(budva, 旧yugoslavia)の地図

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