台北 圓山大飯店(ザ グランド ホテル)
圓山大飯店/円山大飯店(The Grand Hotel) 1952年に台北に開業したホテル。中国宮殿様式をベースに西洋建築の良い部分も取り入れており 世界10大ホテルに選ばれたこともある。 装飾として多くの「龍」が施されている事から「龍宮」とも呼ばれる。台湾に訪問する世界各国の政治家、俳優、歌手などの著名人御用達としても知られる。
台北の市街地の北側に位置する「圓山大飯店/円山大飯店(The Grand Hotel)」。
別名「ザ グランド ホテル」。
圓山大飯店は日清戦争(1894年)の勝利により清国より割譲された台湾を治める日本の出先機関「台湾総督府」により設置された「台湾神宮」の広大な跡地に、第二次世界大戦が終了(1945年)し、中国本土での国共内戦の敗北(1949年)後、中国国民党(中華民国)が台湾に逃れてきた後の1952年に建設された中国建築の特徴を有するホテルで当初は迎賓館的要素をもった宿泊施設だった。
蒋介石総統時代に、東西2本の地下道が剣潭公園と北安公園に向け作られた事でも知られる。
「中華民国万歳」の隠し文字があるロビーのガラス扉。
圓山大飯店の最寄りの駅は「剣潭駅」だが1kmほど離れているため、MRT圓山駅と剣潭駅に1時間に1~2本の無料のシャトルバスを運行している。
天井の装飾にも龍があしらわれている。
さすが「龍宮」。
圓山大飯店(ザ グランド ホテル)には実は20万体以上の龍の彫刻がや装飾が使われているそう。
そしてロビーの正面階段を登っていくとレストラン「金龍庁」の前に大きな百年の金龍。圓山大飯店の名物で「三爪盤龍」というそうで、元々は台湾神社前に設置されていた銅の龍を運んできて、1987年に24金のメッキを施したものだそう。
ちなみにあなたの知っている龍の爪って何本ですか?
三本ですか? それとも五本ですか?
答えは両方正解。ここにはちゃんとストーリーがあるようです。
昔、アジアの中心だった中国に忖度して、周辺国では指を4本にしたり、3本にしたりしていたそうです。5本の龍を飾れるのは中国の皇帝だけだったんですね。
という訳で圓山大飯店のこの龍も3本爪です。
広々としたロビー。
12階建てで1階はレストラン3つとカフェ、
中二階は金龍レストラン、商店街、宴会ホールや会議室、
2階から9階までが客室フロアで、
10階と12階はラウンジや大ホールとなっている。
レストランだけの利用客もいるようなんだけど、僕達みたいに観光スポットと捉え入館する人も結構いるみたい。
ちなみに調べてみるとホテルの宿泊代もそこまでは高くないんだよね~。