フランス リヨン市内観光
リヨンのベルクール広場のシンボル「太陽王・ルイ14世」。 ルイ14世はブルボン王朝・第3代のフランス国王。ブルボン王朝はこのルイ14世の頃に最盛期を迎えた。 それまで多民族国家で統制のとれなかったフランスで初めて絶対王政を確立し「朕は国家」という 言葉を残したことで知られる。1715/09/01、ヴェルサイユ宮殿で死没した。
フランス 2階建バスでのリヨン市内観光
日本でVELTRAというオプショナルツアーの専門サイトから 日本語のガイダンスがあるリヨンバスツアーを見つけ申し込みをしておいた。
2階建てオープンバスの2階に乗り込み、座席の横にあるジャックにイヤホンを差して吹き込みのガイダンスが聞ける。運転手が操作しているのかちゃんとスポット毎にガイダンスが流れる。
短い滞在期間で効率的に街をまわるのならこういったサービスを利用した方が時間短縮になっていい。
日本語以外の言語ガイダンスも聞いてみたりして…。
なんだか楽しい…。ふふっ。
朝の9:00にルイ14世の像が建つベルクール広場から始発し、一日乗り降り自由の2階建てオープンバスで観光気分満載。 朝早い為か他の乗客もほとんどおらず貸切状態だった。
運航ルートは下記の通り。
1. Place Bellecour(ベルクール広場)
2. Terreaux(トロー)
3. Mur peint/Saint Vincent(サン・ヴァンサン)
4. Marche Saint-Antoine(サンタントワーヌ市場)
5. Saint Jean/Vieux Lyon(サン・ジャン教会/リヨン旧市街)
6. Confluence(コンフランス)
7. Notre Dame de Fourviere(フルヴィエールの丘)
8. Parc des Hauteurs(オウター公園)
9. Beaux Arts(リヨン市立美術館)
10. Cordeliers/Republique(コルドリエール/レピュブリック)
11. Berges du Rhoneベルジュ・デュ・ローヌ)
12. Rhone Cruise(ローヌ・クリュイーズ)
ちなみに「星の王子様」の作者、サン=テグジュペリと星の王子様の銅像がベルクール広場の道向かいに建っているのだが、 ちょっと見つけにくいかも。
「サン=テグジュペリと星の王子様の銅像」。
ルートを一周して大体の地理感を頭に入れたところで、気になったフルヴィエール大聖堂(ノートルダム大聖堂)にもう一度歩いていく事にした。
Vieux Lyon駅まで歩いてケーブル鉄道に乗ってフルヴィエールの丘の上にあがる。
よくわからないまま2つある路線のうち左側のケーブルカーに乗った。
ケーブル鉄道を降りてしばらく歩いたがまったく教会に着く感じがしない。 あんなに大きな教会なのにもうそろそろ見えてもおかしくないのに…。
完全に迷った。坂道で…。しくしく…。
仕方ないので歩いている人に場所を聞きながらしばらく歩いて やっと教会にたどり着いた。
…なるほど2つあったケーブル鉄道の間違った方に乗っちゃったんだ…。
元よりフルヴィエールの丘近辺にはサン・ジャン大聖堂もあるので、案内板などではちょっと混乱しがち。
これから行く方は気を付けた方がいいかも。
リヨン ノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂
Basilique Notre-Dame de Fourviere.
このフルヴィエールのノートルダム大聖堂は1998年に「リヨン歴史地区」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されている。
※詳しくはUNESCO英文参照。
かなり大きな教会でフルヴィエールの丘の上に建ち、教会脇にある広場からはリヨンの街が一望できる。 眼下にはオタール公園が広がっていて散策する人々や走り回る子供たちの姿が見えた。
僕たちは教会に入り、跪き十字をきり祭壇に敬意を表し、2ユーロを寄進しキャンドルに火をつけた。
しばらく牧師様の説法に耳を傾け、入り口近くにある自動販売機で記念コインを購入して一旦外に出た。
あまり教会に詳しいわけでもキリスト教徒でもないので、それが珍しいのかどうなのかよくわからないが、 この教会は2階建て構造になっていて、上の階にも下の階にも祭壇があった。ミサが行われていたのは上の階だけで、 上の階では観光客は座席最後列二列くらいまでしか入れてもらえないが、下の階では祭壇の前まで歩く事ができる。
後で調べてわかったのだが、どうやらここはバシリカ(basilica)式教会堂で、バシリカ式の教会はローマ教皇により 一般の教会より上位に位置づけられているようだ。
教会自体の壮大さも威光を感じるが、いくつもの鐘が鳴り響く音がとても印象的な教会だった。
ノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂の庭からのリヨンとソーヌ川の景色。
そういえば、大聖堂の広場でちょっとしたハプニング。
教会敷地内の車用のロータリーが渋滞、一台の車がイラついたのかクラクションを鳴らし続ける。もちろん大勢の人がいるのだが、怒ってそうなドライバーには注意しづらいんだろう、しばらくみんな迷惑に感じながら見て見ぬふり。そしたらゴッツイおじさんが大声でドライバーに向かって叫ぶ。きっと、
「うるせー馬鹿、クラクション鳴らしたって車は進まねーだろ!おとなしく待っとけ!」
といった感じの事を大声で言い放った。
直後この勇敢なおじさんはそこにいた全ての人からの大きな大きな賞賛の拍手に包まれていた。
フルヴィエール大聖堂を後にした僕たちは、しっかりと間違った方向に歩きだし、また道に迷いながら ラッキーにも一日券を持っていたオープンバスに拾ってもらい、ベルクール広場まで辿り着けた。
ベストウエスタンホテル シャルルマーニュへ
ベルクール広場脇のブラッスリーで少し寛ぎ、帰り道の小さな商店でビールやハムなどを買い込みベストウエスタンホテル シャルルマーニュに戻った。
夕食はホテル近くのケバブ屋さんに行くつもりだったが、またもや娘ちゃんが寝てしまい結局ホテルで一人ケバブをつまむことになった。
彼女は朝まで起きる事はなかった。
トルコ料理・ケバブ屋さん。ホテルから徒歩1分。
結構遅くまで開いていた。
ケバブ(kebab)。
娘ちゃんの分も残しとかないと…。