クレーパリー

ロンドンに着いてしばらく経つとまた財布が怪しくなってきた。 1ポンド約220円。やはりロンドンは物価が高い。 さらに仕事をしていないとついついバーに行っちゃったり、 ふらふらお出かけして食事が外食になっちゃったりで チマチマと出費がかさむ。…フィッシュ&チップスくらいしか食べてないけど それでもやっぱり外食は割高だ。

クリフやシェアメイトとも毎晩飲みながらワイワイやっている訳だから 普通に過ごしていてもやっぱり最低限マーケットには行く訳で、 これ以上切り詰めるのも難しいしやっぱり働くしかないな…。

シェアメイトは肉体労働者が2名で、これなら紹介で簡単に仕事に就けそうだったが、 やっぱりコックかな。…という訳でとりあえず賑やかなコベントガーデンに行って 飛び込みで仕事を探してみる事にした。

Frontage of Creperie.

軒並み飛び込み面接

久しぶりの面接。ウッドグリーンでだらだらと日々を過ごしていたので 頑張りモードに切り替えるのには勢いが必要だ。

…午後4時、よし、一番手前の右側のレストラン、こっから全部飛び込むぞ…

セリフは決まっていたので後は飲食店に飛び込んでそのセリフを繰り返すだけだ。

ピンクのネオン、ピンクのエプロンの女性スタッフが立つ店に入る…

女性スタッフ「こんにちは。今日はご予約ですか?」

…おっと…。そう来たか…。自分が喋るセリフは固めてたが面接以外のシチュエーションは 全く想像してなかったぜ…。

僕「…あ、客じゃないんだ…。仕事を探してる。今マネージャーとかいるかな…。」
女性スタッフ「あらそう、ダンカンなら今下にいるわよ。」

…あれっ。意外に簡単だな。しかもマネージャーの名前もわかったぞ。 軽くカーブになっている階段を降りる。階段の途中で声を掛けられた。

ダンカン「今営業時間外なんだ!夕方の開店は5時からだよ。」

こわ!声のでかいおっさんだ…。だがここは勢いをつけて…

俺「あー、違うんだ。仕事を探している。日本とオーストラリアで2年の調理の経験があり、 サラダ場、ブッチャー(肉場)、フライヤー(揚場)、ストーブ(コンロ)まで一通りできる。 基本はフレンチ。今はフリーなので労働条件はそちらに合せる。 雇う気があったらここに連絡してくれ。」

そう言い切って電話番号を書いたメモを彼に渡すために階段を降りようとすると、

ダンカン「キッチンに入れ。」

…おっとぉ…、なんだこの展開…、コベントガーデン中の飲食店に断られる覚悟だったのに…。

その後キッチンに入ってきゅうりを切らされた。 0.5㎜厚で正確に高速で切って見せたら他のシェフ達も寄って来た。
…まぁオーストラリアでもわかってたけど、日本人中国人以外の料理人は こういった手先の器用さがないというかおそらく訓練されていない。 その点日本人シェフは鍛えられていてこれができないと次に行かせてもらえない。

ダンカン「んじゃ明日から3時に入ってくれ。」

…コベントガーデン、1件目、わずか1時間足らずで僕は職にありつけた。

Restaurant Creperie.
▲クレーパリーのスタッフ。

すんごく多国籍でスエーデン、エジプト、チュニジア、ブラジル、フランス、アメリカ、コロンビアなど 数十か国の出身者が働いていた。イギリス人はダンカン達だけで、特にブラジル出身者が多く 東洋人は僕一人だった。

慣れてくると毎晩、
「ね~、ダンカン、ワイン一本あけていい~。」
と甘えてワインを空けスタッフで退店前のお疲れ会。 結局ダンカン達は先に帰っちゃうので酒好きが残って2、3本空けて帰る感じだった。

店の外でもホームパーティに誘われたりかなり楽しいロンドンライフを過ごせた。

Back_kitchen in Restaurant Creperie.
2週間後にはビハインド・キッチン(仕込み場)を任される事になった。

I\m in Restaurant Creperie.

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