世界を旅するフォト・エッセイ。
世界を旅するフォト・エッセイ。(pc-PC)
インドネシア・バリ島(Bali Island)



Bali Island.
[1988/09] インドネシア・バリ島(Bali Island)。世界最大級のイスラム教徒が住む国インドネシア(Indonesia) にあってバリ・ヒンドゥー教(Bali Hindu)徒が多数を占める島。 世界プロサーフィン連盟(ASP)のワールドチャンピォンシップツアー が開催されるほどのサーフィンの聖地であると共に、 クタ(Kuta)やレギャン(Legian)といったヒッピーやバックパッカーの集まるエリアから ヌサドゥア(Nusa Dua)など高級リゾートが集まるエリアまで揃った世界的リゾートアイランド。

インドネシア・バリ島(Bali Island)

プロダイバーの仕事は…。
デンパサール空港からバリ島に入り、真っ直ぐダイビングショップに向かった。 オープンして間もないショップで日本人が経営していて、 日本人の観光ダイバー向けに営業をしていた。

ショップについて、もらった手紙を見せ、ライセンスを提示すると 「早速実技を見たいからゲスト・ダイバーの対応を手伝ってくれ」という事になった。

「車は運転できるか?」と聞かれたのでちょっと躊躇してから 「以前オーストラリアでフォードに乗ってました。」と言ってしまった。 …嘘ではないが、せいぜい1ヶ月か2ヶ月の運転歴だ。不安がよぎった。

早速、ゲスト・ダイバー達を乗せ言われるまま大型のバンに乗り込む。

…サイドブレーキの位置がわからない… …焦る…。 …あ、これか…

…今度はギアの動かし方が分らない…。 …ハンドルにギアがついているタイプは運転したことがない…。 …というかファルコン以外運転した事がない… …焦る…。

…もうこの時点で終わっていた…。

なんとか車を走らせるが、舗装していない道路の上に、 ノーヘル二人乗りのバイクがガンガンすり抜けていく。 緊張はピークに達していた。ついついアクセルも踏みすぎている… スピードが上がる…。

ついにバイクに接触された。 接触したバイクの運転手がインドネシア語で怒鳴る。 ついつい怒鳴り返してしまった。

さすがにハンドルやアクセル、ブレーキ操作がどうこうではなかったが、 オーストラリアのハイウェイや広い住宅街の道路と交通事情が違いすぎた。

ゲスト・ダイバー達の手前かダイブ・ポイントに着くまで運転したが、 もう焦りまくっているのがバレバレの状態で、 一応ファンダイブを終わらせた。もちろん焦りはダイビングにも影響した。

スキューバ・ダイビングの鉄則はパニックしない事だ。 もちろん成りたてプロ・ダイバーだってそんな事はわかりきっているが、 バイクと接触したのは21歳のみそらではショックがでかすぎた。

帰りはショップオーナーが車を運転をしショップまで戻り、ゲスト・ダイバー達が 帰った後で今後どうするかの話し合いだったが、ゲスト・ダイバーのホテル送迎ができない ようではちょっと役に立たないであるとか、 ダイビング自体のゲスト・ダイバーに対するケアが甘い事とかを指摘され、 もう意気消沈の極みだった。

「せっかくバリまで来たんだし、置いてあげてもいいがしばらく給料は出せないな。」と、 一応居てもいいという風には言ってもらえたのだが、 もう恥ずかしすぎて消えてしまいたい気持ちで一杯になっていたので、 「お願いします。」という勇気はなかった…。

…これでバリにいる目的が無くなってしまった…。

クタ・レギャン・バカンス
ダイビングショップで働くという計画が流れてしまったので、 バックパッカーの集まるクタ(Kuta)に移動して、 ゲストハウスに転がり込んだ。

…正直この空気がすごく僕を落ち着かせた。 …「お金持ちの遊び(ダイビング)」を始める前の僕の日常だ…。

バリの物価は安かった。

屋台で売っているナシ・ゴレン(インドネシア風チャーハン)は 目玉焼き、クルプック(エビ味の揚げ煎餅)がついて日本円にして約50円。 ミー・ゴレン(インドネシア風焼きそば)や ミー・クア(インドネシア風ラーメン)もだいたい同じ値段。 街場のバーでビールを頼んでも100円しないし、 バリ島の地酒アラック(ヤシの実の蒸留酒)だともっと安くつく。(1988年時点)

僕はゲストハウスで知り合ったボディボーダーのイギリス人男性と仲良くなり、 昼はビーチに行ってボディボードをしたり、 違法のコピーミュージックテープ屋で面白いのを探したり、 夜はバーに飲みに行ったり、通りをぶらついたりして遊んだ。

ある日お寺でケチャックダンス(Kecak dance)の練習に遭遇した事もあった。 …集団で座り込んで「ケチャ、ケチャ!」と雄たけびをあげる光景には ついつい2人して見とれてしまった。

…以前のショックから解放された後も、ダイビングの仕事探しとか全くせず 2週間ほどそんな感じで過ごした。

オーストラリア領事館
バリ島には日本人のサーファーや オーストラリアのワーホリ帰りも結構いて、 彼らのホテルに行ってプールで遊んだり、 ナンパにつき合わされたりもした。

そんな日々の中で

デンパサール(Denpasar)のオーストラリア領事館でVisaを取得して オーストラリアに再入国する日本人が結構いる。 係官の審査が比較的あまくて日本の大企業の名前を出して、 そこの役員の子息なのだ。と言えばVisaがおりやすい。

という話を聞いた。確かに今日本はバブルに沸き立っていて、 世界中で日本企業が海外の企業を買収したり、 日本人旅行者が海外旅行で金をばらまいている訳だし、 領事館としても「日本は犯罪も少なく、さらに日本人は金を持ってるから大丈夫。」 という意識があるのかもしれない。

大使館・領事館は「違法入国」や「不法滞在」「犯罪者の流入」など がないようにしたいわけだろうし、金持ちで自国に金を落としてくれて、 真面目で不法滞在とかしない日本人はウェルカムであっても不思議はない。

…まあ、僕たちみたいなヒッピーは実在するんだけど…

ほんの少しだけオーストラリアに戻るというのも考えたが、 このままシンガポール入りして東南アジアを北上する方が魅力的に思えた。

酔って囲まれて…
所持金がなかなか減らないのでサーファーズにいた時のように タンクトップ、短パン、サンダルで日々ぶらぶらしていても不安にならない。 ゲストハウス暮らしだと遊び相手にも困らない。 ビーチのミサンガ売りや男娼とも顔見知りになり、 「ミサンガ買わない?」って追っかけまわされることもなくなってきた。

そんなある日、いつものようにバーで飲んでいて 日本人女性の2人組と話し込み、 ついつい話が盛り上がって意識を無くしてしまった…。

翌朝、記憶の片隅に残っている残像では、 バーの前の駐車場でバリニーズ(Balinese)20人ほどに囲まれていて、 僕は右手に棒っ切れを持っていた…。右手に血も付いている…。

…やっべ…。俺なんかやらかした…。

毎日通ってる店で暴れちゃったからにはもう行けないじゃん… ってか、ここいら辺ワンストリートだし、俺大丈夫か? 追われてたら通りに出て10分もしないうちに見つかるぞ…。

そんな事を二日酔いの頭で考えていたら例のイギリス人ボーダーが 事のいきさつを教えてくれた。 …騒ぎすぎを注意され、揉めて暴れたようだ…。 …おい、俺…困った奴だな…。

物価や所得が低いバリでは警察や軍隊がいい金儲けになると 官品であるはずのピストルをあっさり売ってくれるという噂も聞いていたし、 本格的にもめるともめた相手のバックにハッシッシなどを紛れ込ませてから 警察にチクって捕まえさせるなどという話も聞いていたので 結構ヤバい状況にあるかもしれない。

「…あのさ、なんか相手って20人位いて囲まれてる記憶があるんだけど…??」
「囲まれてたよ。」

…あっさり言いやがって…

ビビりの僕はあっさりクタ(Kuta)を引き上げシンガポールに飛んだ。


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